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2007年12月

裄寸法のとり方のお話

超・久しぶりの記事更新です。書きたいことはいっぱいあるんですけど、時間がないのとうまくまとめられないのとでなかなか書けません。。。

さて今回はお直し和裁でも最大の関心事(←大袈裟^^!)、『裄』についてです。

リサイクル着物屋さんにメジャー持参で、裄をしっかり測って着物を買ったのに、着てみたらなぜか長襦袢が振りからのぞいてしまった、なんて経験ありませんか?

それは、裄寸法が、2枚の布からできていることから起きる現象なのです。

Kimono_parts_name_5

上図から、裄(図上では肩裄)は、肩幅と袖幅を合計した寸法であることがわかります。

つまり、いくら裄Totalで寸法が合っていても、着物と長襦袢で肩幅が違っていたら、振りや身八つ口から襦袢が覗いてしまうのです。

裄を確認するときは、肩幅と袖幅もきちんと測りましょう!

ちなみに、仕立てるときのお約束として、長襦袢も長着も羽織もコートも、みーんな肩幅は同じ。

袖幅は、長着を基準とすれば 

長襦袢は-2分(0.8cm)

羽織は+1分(0.4cm)

コートは+1~2分(0.4~0.8cm) という風に寸法を決めます。

 

ついでに袖丈の方は、同じく長着を基準とすれば 

長襦袢は-2分(0.8cm)

羽織は-5分(2cm) 

コートは-2分(0.8cm) とします。

これでどんどん重ね着しても下からどの部分もはみ出ることないカンペキな着姿になる、ハズ。

***

も一つおまけ。肩幅と袖幅のバランスにも、 

{肩幅}≦{袖幅} というお約束があります。 

ですから、いくら裄をいっぱいに出したいからといって、肩ばかり出して肩幅の方が広くなってしまってはいけません。ただでさえ着物の肩は人間の肩より下がったところにあるのに、やたら肩幅を広くしてしまうと袖付けの縫い線が肘くらいのところに来てしまい、なんとなくだらしない感じになってしまうのです。 

written by ミモザ

                                                         

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鯨尺⇔cm換算

鯨尺で1寸=3.8cmというのは先に書きました。ではその逆は?

1cm=2.64分(10分=1寸) です。

つまり、この両方の係数を知っていれば鯨尺⇔cmの換算はできるのですが、

暗算はなかなか大変な係数ですよね^^;

「和裁人」という、京都の和裁士さんが開いているサイトに換算表が載っています。

http://wasite.jp/convert/index.htm

この表をいつも手帳に忍ばせて着物を買いに行けば完璧!?

まあそれはそうなのですが(笑)、ここでは最低限知っていると便利な寸法の換算を紹介しておきましょう。

<身頃関係>

3尺8寸≒144cm

4尺≒151.5cm

4尺2寸≒162cm

4尺3寸5分≒165cm (以上、長着関係)

3尺≒113,5cm

3尺3寸≒125cm

3尺5寸≒132.5cm (以上、長襦袢関係。長着ー約8寸(25cm))

2尺1寸≒79cm

2尺3寸≒87cm

2尺8寸≒103cm (以上、羽織関係。長着÷2+α)

<裄>

1尺6寸5分≒62cm

1尺7寸≒64cm

1尺8寸≒68cm

1尺8寸5分≒70cm

<袖丈>

1尺3寸≒49cm

1尺4寸≒53cm

1尺5寸≒57cm

<身幅>

4寸≒15cm(おくみ幅標準)

6寸≒23cm(前幅標準)

6寸5分≒25cm

7寸5分≒28.5cm(後ろ幅標準)

8寸≒30.5cm

どうでしょう、これくらいなら頭に入る?んーこれでも大変かしら。。。

written byミモザ

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